5月13日IAMASの教員、学生さん達が会社見学に来ました。
今回の工場見学は、「新しい工場を考える」モチーフワークの一部で
現場の人たちを含む多様な人たちとの対話を通して、
ものづくりを、産業、政治、社会、文化との関わりから捉えながら、
現状の資産(工場、人、技術、伝統、イメージなど)を活用した
新しいサービス(体験、プロダクトなど)を提案して頂く企画です。
5月13日の当社の会社見学としては、
会社概要
・所在地:岐阜県関市
・創業:1919年(創業97年)
創業者 久保泉
刀匠「兼景(かねかげ)」18代目
・社員数:37人(男22,女15)
・平均年齢:44歳(10代~60代)
・敷地:9100m2
(サッカーコートの1.3倍)
・業種:刃物製造
工場見学
当社の特徴である、
「機械刃物を1から10まで作る」ことから、
金属の板1枚から最終製品までの流れを説明させて頂きました。
具体的は、
・プレス工程
・熱処理工程
・歪取り工程
・研磨工程
・刃付工程
・バフ工程
に分けて説明しました。
会社の歴史
・創業当時(1919)
ポケットナイフ、ハサミ、包丁
・設立当時(1944)
鋳物、栓抜き、缶切り
・機械刃物(1958)
日本ミシン(現ブラザー工業)の刃物製作
・自社商品(1979)
ブランド化を目的に製品開発、CI
トッパ―缶切り、栓抜き、ピーラーなど
ロゴマーク、社是作成
・機械刃物(現在)
80%が機械刃物
質疑応答
その中で色々な質問を頂きました。
Q.社名の由来は何ですか?
Q.いつ頃建てられて工場ですか?
Q.BtoBの受注生産との事ですか、どのような営業をしていますか?
Q.なぜ工場参観日に参加したのですか?
Q.工場がなんとなく良い意味でも閉鎖的な雰囲気を感じたのですが、
その方が仕事がしやすいなど具体的な理由はあるんでしょうか
Q.主なBtoCの製品が、ピーラーとのことでしたが、
今後BtoCの製品を拡充させる予定や計画などはありますか?
Q.従業員の年齢層について教えてください
Q.工場は全てでいくつの棟がありますか。また利用されていない棟などはありますか
Q.普段は黙々と仕事をしているように感じましたが、
休憩時間やオフの時はどんな様子なんでしょうか
Q.若い社員さんたちの職場における定着率はどの程度ですか?
Q.臭い・騒音に対して苦情が来たことはありますか?
Q.朝会で何かの意志を共有したりなど、そういった場を設けたりなどしていますか?
通常の会社見学とは違い、IAMASの学生さんらしく
あまり受けたことないような深い質問が多く、
私たちにとっても学びのある会社見学会でした。
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