来月から「切る」作業の悩み解決へ　　機械刃物製造のエドランド工業（2016年9月15日　中部経済新聞）

メッセナゴヤ2016出展に際し、
中部経済新聞から取材を受けました。
私の拙い説明にも関わらず、
見事な分かりやすい記事にして頂けました。

以下掲載本文

機械刃物の試作品製造
エドランド工業

来月から「切る」作業の悩み解決へ

機械刃物製造のエドランド工業
（本社関市下有知、久保公司社長、電話0575-22-0451）
は10月から、機械刃物の試作品を製造する専門サービスを開始する。
プラスチックや食品など、切る作業を伴うあらゆる業種の企業を対象に、
悩みや課題を解決する刃物を試作。
材料の選定や加工、熱処理などの工程をすべて自社で行う
一貫生産のノウハウを生かし、最適な刃物を提案する。
月30件の新規依頼獲得を目指す。

（関・加納由希絵）

同社は、工業用機械や食品加工機械などの刃物を製造している。
機械刃物の国内生産が減少傾向にあることから、
技術力と高品質が求められる新事業を立ち上げた。
大手メーカーとの取引で築いた一貫生産体制の強みを生かす。

新事業の名称は「刃物のお悩みベストアンサー」。
「長持ちするプラスチック用刃物がほしい」
「割れ、欠けを防ぎたい」
「従来の機械刃物で切れない硬い素材を切りたい」
といったニーズに対し、最適な刃物を1個から試作する。
さまざまな素材や切り方に対応する。
設計、材料選定、形状加工、熱処理、研磨などの
各工程で工夫を加えることで課題解決を目指す。

社内体制も整えている。
技術者5人による専門チームを設置したほか、
高精度な処理ができる試作用機械を導入。
高温の熱処理が必要な素材に対応する機械や、
より鋭利な刃物を加工できる機械なども設置した。

提案と試作を何度も重ねて、
顧客との関係を深める狙いもある。
久保有希取締役は
「製品の『開発パートナー』として信頼してもらいたい」
と意気込む。
10月26日～29日に開催される「メッセナゴヤ2016」にも出展し、
異業種交流でニーズの発掘を狙う。

同社は1919年創業。
2015年10月売上高は約4億円。

以上掲載本文