刃物の開発サービス開始（2016年10月7日　板紙段ボール新聞）

新サービス「刃物のお悩みベストアンサー」関し、
板紙段ボール新聞に掲載して頂けました。
以下掲載本文

刃物の開発サービス開始

刃物のお悩みベストアンサー
伝統と実績生かし

エドランド工業

機械用刃物製造の㈲エドランド工業
（久保公司代表取締役、岐阜県関市）は、
新サービス「刃物のお悩みベストアンサー」を開始した。
業界を問わず刃物に関する悩みを顧客から直接聞いて、
最適な刃物を提案する。
同社では、これを機に段ボール分野に対しても
サービスを提供していく意向で、
「刃物の使い方に関する常識にとらわれない形状、
使用方法を提案できると考えている」としている。

エドランド工業は、1919年創業。
創業者・久保泉氏は鎌倉時代から続く
日本刀の刀匠「兼景」の18代目に当たる。
現在は、繊維・糸・プラスチック・食品・農業用を
はじめとした機械刃物や、キッチン用具の製造販売を主に手掛け、
これまで1万2千種類超の製作実績を持つ。

そんな同社が立ち上げたのが「刃物のお悩みベストアンサー」。
「新素材や難削素材を切ろうとするとこれまでのものでは切れない」
「機械が廃番になってしまい、
機械部品である刃物を作ってくれる会社がない」など、
様々な課題に対し、解決に向けた提案およびその製造を引き受ける。

材料選定から形状加工、硬度調整のための熱処理など、
全行程を自社で加工しているからこそ可能なサービスで、
相談および見積もりは無料、製造段階で料金が発生するシステムだ。

サービス開始の経緯について同社では、
従来メイン以外の刃物は、商社や大手機械刃物メーカー経由が多く、
「お客様の悩みやご要望などが聞こえてこない面もあり、
当社の提案も確実には反映されいない、もどかしさを感じていた」とする。
そこで数年前から多能工化を進めて、試作専門チームを結成、
高精度の試作用機械も導入したこともあり、
専用ホームページ（サイト名『クオンカット』）を
立ち上げるとともに、本格的な提案を開始した。
製箱機用など、段ボール関連については、
これまで年数件ながら実績を持つ。
同社では、「刃物に特化し100年近く営業している。
『刃物のことはよく分からない』という方は是非、
相談して頂ければ」としている。
問合せはTEL0575-22-0451まで。

以上掲載本文