刃物最適化サービスに力（2017年10月31日　中部経済新聞）

刃物最適化サービスに関して、中部経済新聞に特集して頂けました。

 

以下掲載本文

 

エドランド工業　展示会に技術スタッフ常駐

産業用機械刃物メーカーのエドランド工業
(本社関市下有知、久保公司社長、電話0575・22・0451）は、
最適な刃物を提案する「刃物最適化サービス」に力を入れる。
材料選定、熱処理、研磨、刃付けなど刃物製造全工程の一貫体制を生かし、
幅広い業種の刃物と切断に関するニーズに応える。
展示会ではペテラン技術スタッフが常駐し、
展示会場で最適化ニーズに即応する。
(関・堀田義博）

ニーズ即応、商談進展めざす

同社は1919年創業。
産業用機械の精密刃物や特殊刃物の製造を主力事業に展開している。
2016年10月期の売上高は約4億円。
業種によってプラスチック、ウレタン樹脂、食品など
切る素材と切り方はさまざまで、刃物と切断に関するニーズは多様化している。
同社は、全工程を自社管理している強みを生かし、
多様な刃物のニーズに対応する「刃物最適化サービス」を打ち出した。

幅広い素材や切り方に対応し、これまでに1万2千種類の刃物を製造した実績がある。
また最薄は0.25ミリ、最小は4ミリの薄刃・小型刃の刃物加工技術を持つ。
最適化の事例では「切れ味と耐久性を向上したい」
「割れや欠けをなくしたい」「薄い刃物を作ってほしい」などのニーズに、
最適な素材や加工の刃物を提案してきた。

昨年から関連展示会の出展を増やし「刃物最適化サービス」をアピールしている。
今後は受注拡大に向けて、製造現場の技術スタッフを展示ブースに常駐させる方針。
展示ブースを訪れるユーザーのニーズに即応することで、商談の進展を目指す。
11月8日から開催される異業種交流展示会｢メッセナゴヤ２０１７」に出展し、
技術スタッフを派遣する。期間中は毎日、技術スタッフ2人が常駐する。

久保有希取締役は
「機械刃物の最適化は刃物の長寿命化につながり、
交換頻度が減少してトータルコストでメリットが生まれる」と話している。

写真は、高い技術力で加工する「刃付け工程」

 

以上掲載本文